カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2014年06月

吉利汽車が安い

と感じます。自動車の方ではなくて株式の方が。


吉利と聞いても、中国株でも買っている人でなければピンとこないキーワードです。


中国では吉利の自動車は公道を走りまくっているので、良く知られたブランドの一つですが、日本人にはまだなじみのない自動車メーカーです。


「ボルボを買収した中国企業」


というと、ああそんな話もあったなと思い出す人もいるかもしれません。


吉利のパンダカーが自動車王国の日本の公道を走るようになる日は来るのか?


私はおそらく来ると思います。


そうなってから吉利の株式を買って遅くはないですし、それがセオリーです。でもそのときの株価は多分いまのような株価ではない。


ハイアールの株を買うのなら、今よりも地を這うような株価だった五年前の方が良かったに違いない。


いま吉利の業績は伸び並んでいて、株価は低い。


結局こういうリスクある局面でどういう選択をするかにかかっているのだと思います。

しばらくお休みします

ちょっと別件で忙しくなってきましたので、こちらのブログはしばらく冬眠します。


10年くらいの長期執筆を考えた場合、こういう時期もあるかと思います。


2年間記事を書いていくうちに、投資戦略の概要は固まりました。


日本株と中国株に分散投資し、株式を担保に高金利通貨のスワップ金利を得る。


アンティークを収集してその自然な値上がりを待つとともに、中国切手などではトレードによる利鞘も狙っていく。


さらには中国古典や邱永漢さんの本を読んで、新しい投資戦略のアイデアを練る。


こんな体制が整いました。


ブログの更新が止まっている間も複利の法則が働くというのが理想です。


しばらくの間は自動膨張する資産を眺めてみようかと思っています。

中国切手図鑑 その3 文7 毛主席詩詞 2種 1967年

文化大革命の時期には、国民的英雄の毛沢東をモチーフにした記念切手が数多く発行されました。

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こちらのシリーズは第1セット、第2セット、第3セット併せて全14種あり、うち1種類だけがこの唐詩を筆写する毛沢東の写真をモチーフにした切手です。


日本人の目から見ると、毛沢東は政治家のイメージしかありませんが、中国人にとっては詩人や書道家としても著名な存在です。

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毛沢東が自作の詩を手ずから書き記したものです。独特の生命力溢れる書体は魅惑的です。


1961年の廬山会議のときに、江青が撮った廬山の風景写真を見て、作ったものだそうです。


これ以外にも12種の毛沢東の詩文切手があり、すべて揃うと、使用品、未使用品ともに高額切手の部類に入ってきます。

中国切手図鑑 その2 紀94 梅蘭芳舞台芸術 1種 1962年

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京劇の天才的な女形(おんながた)だった梅蘭芳(1894-1961)をモチーフにした記念切手です。


タオバオの同一店舗で3枚売られていたのをまとめて買いました。状態が悪いので、3枚買っても1000円もしないくらいでした。


3枚目は退色してます。3枚とも微妙に違うように見えたりするのですが、私の気のせいでしょうか?


さて8種で揃いになるのですが、ヤフオクだと使用済みのものでも二万数千円くらいはするようです。


ebayやタオバオだともっと高いので、買うのならヤフオクで買おうと思っています。


ちなみに8種の市場価格はすべて違います。


最初はそのことにすら気づかず、5枚出品のものを見て、「5枚揃ってこの価格なら安いなあ」とか思ったのですが、単に価格の安い5枚が揃ったセットでした。


この金国の兵士に抵抗する女将軍、梁紅玉を演じた切手も一番価格の低い種類のものです。

中国切手図鑑 その1 特46 唐三彩 6種 1961年

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唐代の彩色豊かな陶器をモチーフにした記念切手です。


8種で揃いになるのですが、6種のみヤフオクに出品されていて、状態も良くない上に使用済みの切手だったので、400円くらいで買えました。


2013年版の新中国切手カタログでは使用済みのものが8種揃いで、3500円となっていますが、ヤフオクなんかを見てると実勢価格はもっと低いです。


だいたいこういう切手カタログの評価額は高めに書かれていることが多いようです。


高額切手というほどのものではないですが、彩色鮮やかできれいなので、自分好みの切手ではあります。

中国切手の真贋の見分け方

一番簡単な方法は本物と贋物を並べて見比べてみる方法だそうです。


切手ではないですが、以前中国の銀元の贋物を掴んだときも本物と比べてみることによって一目瞭然で分かりました。


粗悪な贋物はこの方法で簡単に撃退できます。


ちなみに近代中国の銀元や現代のパンダ銀貨といった銀貨の贋物は非常に多いです。大した希少性も価値もない広東省の0.2元の銀元にも贋物があったのには少し驚きました。


一方、ヤフオクで頻繁に売買されている中国切手には贋物がほとんどないように感じています。


極一部の明らかにいかがわしいものを除いて、贋物を疑われて入札を避けられているというケースをほとんど見かけません。


よって、中国切手をトレードする場合は、銀貨収集のように神経質にならないでよさようだと思っているのですが、とりあえずいろいろな中国切手を標本用に集めてみようと思っています。


未使用品は当然高いのですが、ボロボロの使用済みの切手ならかなり安く手に入ります。


手元に置いておく標本用の切手としてなら、使用済みのものでも十分その機能は果たせます。

中国切手トレードは成立するか? その4

チューリッヒの公理とともに私の投資戦略の根底を貫くのは「複利」です。


今日はわずかなお金しか貯められなかった。でも明日は今日よりもほんの少しお金が増えている。


自分にはたった100株しか買えなかった。でも株式配当で今は200株になった。


今日もろくでもないブログ記事しか書けなかった。でも明日はもっといろいろな人の役に立つ記事が書けるかもしれない。


「明日は今日よりももっとよくなる」


今がよくなくても複利の灯火には希望があります。


中国切手に関する知識は日々増えていく一方で、減ることはありません。


今は利益につながらなくても、将来へのわずかな希望の光があります。


というわけで、中国切手トレードを実験的に始めてみることにしました。

中国切手トレードは成立するか? その3

右肩上がりで上昇していく相場で株式を売買できたら、誰でも儲かると思いませんか?


ちょっと高掴みしてしまったと思っても、しばらく放置していると、損益がプラスに転じているような相場。


でも残念ながらそんな都合のよいことはなく、例え一時的にそういう相場でトレードできたとしても、リーマンショックのような大不況で塩漬け株を作ってしまい、それまでの利益を全部吹き飛ばしてしまうというのが典型的なパターンです。


これまで希少な中国切手は凄まじい上昇率を示してきました。


これをバブルという人は数多くいますが、もしゆるやかな経済成長の一部分だとしたら……。


これは私が抱いているものすごくリスクの高い妄想ですが、チューリッヒの公理は、


「豊かな家庭に生まれたわけではない貧乏人が金持ちになる唯一の方法はリスクと取ることだ」


と語っています。


私はチューリッヒの公理を羅針盤とした投資戦略を貫くつもりです。


つまり、バカ高値になった中国切手をどんどん買いこんでいくというリスクの塊のようなトレードスタイルを実行してみるつもりです。

中国切手トレードは成立するか? その2

当たり前の話ですが、株式や通貨を売買する場合、同じときに買えば価格は同じです。


一方、中国切手は実体ある商品なので、一枚一枚そのコンディションが異なれば、それによって価格も異なります。


また、同じ切手でもヤフオク、ebay、タオバオなどでは、それぞれの相場価格帯が微妙に異なります。


さらには、それ以外にも売り手、買い手の背景状況も様々です。


「安く買えたらいいなと思っている長期コレクター」


「早く換金したい切手商」


などなど。


妄想レベルですが、様々な利鞘が発生しそうな状況はあるように感じられます。
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