カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2014年11月

通り過ぎて始めて気づく人民元の値上がり その2

記憶が多少曖昧ですが、2001年か2002年くらいに1ドル130円を超える円安になって、当時人民元は米ドルとの固定レートだったので、当然人民元高になりました。


留学始めの頃は、一万円を人民元に替えて、700元近くなっていたのが、いきなり600元前半にしかならなくなり、「お金の価値って変動するんだ」と身を持って初めて経験しました。


その後、一ドル130円を超える円安相場は長くは続かず、半年後ぐらいにはまた一万円が600元後半ぐらいにまで戻りました。


結局、私が中国に留学していた間はおおむね一万円が700元前後で推移していました。


その後、2010年の下期に出張で中国にいた頃には、少し前の超円高と状況は少し似ていて、一万円を人民元に替えて、700元後半にはなっていて、かなり得した気分になる時期でした。


しかし今の一万円が500元というのは、前代未聞です。


Qさんは一ドル4元の時代がくるといってましたが、一万円が400元にしかならない時代がいつかくるのでしょう。


中国自身のインフレもあることを考えれば、「中国はなんでも安い」という認識はそのうち完全に過去のものになる可能性があります。


せいぜい日本よりかはちょっと安いかなあといった程度。


そんなふうに感じる日がそう遠くない未来にやってくるのかもしれません。

通り過ぎて始めて気づく人民元の値上がり その1

最近の円安で中国株自体はさほど値上がりしていないのに、自分の中国株ポートフォリオの含み益は拡大しています。


「ああっ、円安になってるんだよね」


とふと思い、円対人民元の交換レートをふと見ました。


1人民元=19.22円


「???」


「えーと、一万円を人民元に交換するといくらになるんだっけ?」


「520元?」


「!”#?$%&’!!!」


「ごっ、500元にしかならないの!」


私が中国に初上陸したのは2001年の学生の頃で、最後に中国に行ったのはワープアに転落する前の普通のサラリーマンだった2010年です。


約10年間の間、中国によく行っていたわけですが、この間日本円を人民元に換金するときはいつも一万円単位で交換していたので、「一万円を人民元に交換していくらになるか?」で常に計算する習慣がついています。


一万円を換金して500元にしかならないというのは前代未聞です。

アンティークは超長期保有で その2

邱永漢さんの本を読むと、昔の日本ではバカ高い不動産を売りつけられたかに見えた素人のほうが、プロの不動産屋よりも資産家になったと書いています。


なぜなら短期的な転売差益よりも長期的な不動産価格の上昇のほうがはるかに大きなリターンがあったからだとのこと。


そしてこれと同じことがアンティークの世界でも起こるだろうと言っています。


つまりアンティークも株式や不動産の長期投資のように一旦買ったらずっと持ち続けるのが、資産形成になるということのようです。


またこの投資戦略は、集めた切手や銀貨を全く売りたくなくなってしまった今の自分の心境にも合います。


とりあえず既に単元株買うくらいの金額を中国切手や銀貨に投資しました。


株式を買うときのように値下がりするようなら追加買いする用意はありますが、当分の間は様子見したいと思います。


平均寿命も延びた現在では、未知の投資にあわてて全力で飛び込む必要はありません。


しばらくはコレクションを眺めながら、その価格推移を観察したいと思います。


Collection












現金なもので、多分中国切手の価格が今の三倍くらいになればブログのアクセスも急増するのではないかと思います。


ということは、このブログが注目を浴びるのも何十年も先ということになりますが(笑)


大体安いときには見向きもしないのに、値上がりすると行列をなして集まるのが、世間の人々の行動習慣です。


今ならさしずめ中国株なんかは完全に放置されているような状態でしょうか。

アンティークは超長期保有で その1

アンティークコイン投資に関する本が近年続々と出版されたので、それを集めている人のブログも結構見かけるようになりました。


中にはコレクターなのに頻繁に売買してしまっている人もいて、これだと株の短期売買と大差ないように思います。


「本に書いてあるように簡単儲かるわけじゃないよ」


という嘆きがブログから聞こえてきそうですが、私も今収集したばかりの銀貨や切手を無理に売却しようとすると、普通に元本割れすると思います。


そもそもアンティークコインや切手はそんなに激しく値上がりするものではないと思います。





こちらの本の中で最もうまくいったアンティークコイン投資の例としてあげられているケース。


毎月5万円ほど、25年と総額1500万円かけてコツコツ集めたアンティークコインを家人が大病にかかったためネットオークションで半分(1000枚程度)売却したら、1億8000万円になりました。残りの半分も売るなら、4000~5000万円くらいにはなりそうです。


という話。


一見すごいと思ってしまいますが、株式ならこれくらいのリターンは結構ありそうな数字だと思います。


25年くらいの期間でチャートや企業を観察する株式投資家はとても少ないので、そういう例があまりあがってこないだけではないかと。


逆から見ると、毎月5万円くらい積立投資できる経済力があれば、老後の心配など実はいらないのかもしれません。


このアンティークコインの例のように2億円とはいかなくても、積立投資で5000~6000万円にも達すれば、ほとんどの大型の出費には対応できるでしょうし、積立を止めた後も資産はゆるやかに増加するだろうからです。


意外と安心は足元に落ちているというところではないかと思います。

中国切手トレードは挫折

副業にでもならないだろうかと思って、取り組んでみた中国切手トレードですが、早くも挫折しました。


主要な原因としては二つあります。


一つ目はタオバオやヤフオクを見ても、それほど売買差益のありそうな案件は数多くありません。


けっこうきわどい鞘抜き売買になりそうなものが多いです。


労多くして果たして利益はちゃんと出るのか?


疑問符が出てきていたときに、挫折の二つ目の原因となる感情が湧き上がってきました。


「うっ、売りたくない!」


未使用の切手は高いので、消印ありの使用済みの切手を集めていたのですが、当然切手に押された消印や保管状態は千差万別です。


それぞれに歴史を潜り抜けてきたなんとも言えない味わいがあります。


つまり所有欲がくすぐられてしまい、売るなんてもったいないと思うようになってしまったのです。

スワップ派からセミリタイヤ その3

朗報としては、今回のランドの利益確定で、これまでのFX損益がとうとうプラスに転じました。


過去を振り返ると、2009年の1月にFX口座を開いて、その年末には既に退場していました。


「言葉ざわりは良くなっても所詮先物取引だな。もう二度と手を出すのはやめよう」


「FXの損をFXで取り戻す必要はない。他のことでがんばろう」


と考えて退場したのですが、まさかFXの損をFXで取り戻すことになるとは思いませんでした。


当時やっていたハイレバレッジのデイトレやスイングトレードと違って、今の安値仕込のスワップ運用は感覚的に株式投資に近いものがあって、自分の資質に合っているようです。


既に確定利益は新たな株式投資に振り分けました。


願わくば今後はFXのほうでも地味に利益を出していきたいです。


たまにポチポチとマウスをクリックするくらいなら、90歳になっても出来そうです。


(90歳まで生きるつもりなのか?)


と考えると、6年くらいの勉強期間は多少人よりももっさりとしていても、そんなにまずいものではないのではないかと思います。


あっちのブログはすごい、こっちのブログはもっとすごいとチラチラ気にする必要はなく、自分の財布の中だけをしっかり守っていればいいのです。

スワップ派からセミリタイヤ その2

カブドットコム証券でFX証拠金として利用できる株式担保の掛け目は70%です。


いざというときは中国株を売却して証拠金に充当してもいいかと思っていたので、レバレッジ2倍くらいは許容範囲かと思い、当初よりそれくらいランドを買っていました。


しかし、その後……。


思うままにならない日常生活にヤケクソになって追加買いしてしまったので、一時ランドが値下がりしたときには、レバレッジが6倍くらいにまで上がり、口から泡吹きそうになってました。


よくよく考えてみると、高レバレッジの高金利通貨の損失補填のために、せっかく買った中国株を売りたくはありません。


つまり、高金利通貨が激しく値下がりしても、現状のカブドットコム証券の株式担保余力で耐えられるくらいのポジションに抑えている必要があります。


下がってもどうにかできるだろうというのは絵に描いた餅。


多分下がったときには硬直して身動きできなくなっている可能性があります。


高金利通貨が値下がりする局面では中国株だって大きく値下がりしているだろうからです。


というわけで、今回ランドを大部分決済してしまいました。


追加金融緩和前に売ってしまったので、為替差益はあまりでませんでしたが、やはりスワップ金利での利益はそこそこ出ました。


もう少し待っていたら、ああもっと儲かっていたはずなのに……、というのはなきにしもあらずですが、最初からそんな致死量にいたるかもしれないほどのランドを買ってなかったと思えばなんてことはありません。


今はレバレッジ1倍程度にまで下落して、枕を高くして寝られる状態になりました。

スワップ派からセミリタイヤ その1

ブログの更新頻度はかなり落ちましたが、投資戦略の変更は結構頻繁に行われています。


今回もかなり大きな変更ですが、高金利通貨のスワップ運用からセミリタイヤしました。


完全に止めるというのではなく、主要な投資対象からは後退します。


自分の場合、高金利通貨のスワップ運用を行っていたのは、一通貨から積み立てできるSBIFXトレードの口座とカブドットコム証券です。


SBIFXトレードの口座では1通貨単位で購入できるので、ドルコスト平均法で高金利通貨を積み立ててました。


生命保険代わりに月々1万円ほど。


既に豪ドルも南アランドも全部売ってしまいました。


積み立ては一年以上行っていたので、20万円くらいにはなっていて、通貨本体価格は豪ドルはプラスでしたが、南アランドは若干マイナスでした。


ただ、かなりのレバレッジを効かせていたので(約5倍くらい?)、スワップ金利が貯まっていて全体としては10%くらいの利益を出して決済しました。


決済したのはかなり前の話なので、もし今まで持っていたら、含み益はもっと膨らんでいたと思います。


まれに「FX 高金利通貨 積立」なんていうキーワードでこのブログにたどり着く人がいますが、短期的ながら実際やってみたところとしては有効だと思います。


ただ自分の場合は、高金利通貨を積み立てるより、株式を積み立てた方が長期的にはリターンが高くなるだろうと判断しました。


というわけで、生面保険代わりの積立投資としては、今はミニ株を月2万円くらいコツコツを買っています。


一時考えていた貴金属ETFやアンティーク品というのも積立投資の対象からは外していて、今はもう株式一本に絞っています。


では、株式担保で南アランドを買っていたカブドットコム証券の口座の方はどうなったか?

運命を変えるミニ株投資 その4

ソフトバンクの上場は1994年、株価は20年経った今日で約18倍くらいになっています。


ただ途中、ITバブルがあり、ど天井で掴んだ人は未だに含み損を抱えています。


(もっともそんな人ほとんどいないでしょうが……)


超長期的に見れば、インデックスファンドにドルコスト平均法で投資するよりも、ソフトバンクの株式にドルコスト平均法で投資していたほうが圧倒的なリターンがあったはずです。


もっともミニ株制度もインターネット取引もなく、取引手数料がバカ高かった昔ではこれは絵に描いた餅です。


ただ今は割高の取引手数料になるミニ株ですら昔の単元株の取引手数料よりも安いのですから、これを利用しない手はありません。


投資信託の積立よりもミニ株の積立の方が取引手数料が高くてもリターンは高くなると思います。


銘柄の選定は重要ですが、日本人ならもうソフトバンクにしてしまえばいいのではないかと。


インターネット企業投資信託ともいえそうなソフトバンクには、第二、第三のアリババが控えてそうです。


アップルとかグーグルを羨ましがることはないと思います。あと10年もすればより明確になるでしょう。


余談ですが、投資信託を所有しているだけでポイントをもらえるネット証券が結構ありますが、あれは結局我々が払った信託報酬から支払われているわけですよね。


つまりノーロードのものすら、投資信託は証券会社にとってメリットのある商品、我々にとっては損する商品であると言えます。

運命を変えるミニ株投資 その3

ミニ株投資には数多くの銘柄に投資して経験を積むことができるという点以外にもう一つ大きなメリットがあります。


それはドルコスト平均法での投資ができるということです。


詳細はまた後日書きますが、毎月の高金利通貨の積立投資はもう止めて、ミニ株の積立投資に切り替えています。


やはり株式のリターンの方が高いという判断からです。


さて、1株から投資できるミニ株だと、大半の銘柄で気軽にドルコスト平均法による積立投資ができます。


邱永漢さんの本を読むと、大勢の仲間を募って資金を集めてドルコスト平均法による株式の積立投資をやって利益を出したということが書いてありました。


つまりミニ株投資のような制度がなかった昔でも人をかき集めれば、株式へのドルコスト平均法による投資を実践することができたわけです。


株価が高いときには少ししか買わず、逆に低いときにはたくさん買う。


株価の乱高下の激しい銘柄には特に有効な投資スタイルです。


例えばソフトバンク。
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