カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2016年09月

ワープアの中国滞在記 その9

今はメルカリで1500円(送料込)で買った定価なら1万円はこえるだろうリーバイスのジーンズを履いているので、新品とはいえ、中国のユニクロで4700円のストレッチジーンズを買う気にはなりません。


新品と中古、あるいは試着して間違いがないと確認できる実店舗とそれができないネット購入を比較するのは、比較の仕方としては適当ではないかもしれませんが、単純にお金の使い方として考えた場合、日本で元値の高い中古ブランド品を買う方が中国で中途半端なブランドの新品を買うよりお得だと私は感じます。


邱永漢先生がバブル期に書いた著作には、日本でヨーロッパのブランド品を買うと2~3倍するので、そういうものを買うときは、いつも現地で買っていると書いてあります。


ネットが普及した現在では状況はさらに進んでいて、ヤフオクやメルカリなどの個人間売買が盛んになった結果、日本で中古ブランド品を買うなら、時間とお金をかけて現地に赴かなくとも、質量ともにかなりお得な買い物ができます。


小金持ちの日本人が、世界中のブランド品を買いあさった結果、日本の中古ブランド品市場にそれらが大量に流通しているからです。


掲示板の書き込みで、「ヨーロッパ現地で買ってきた新品未使用のブランド品をヤフオクで売ると、びっくりするくらい安い金額にしかならなかった、こんな金額なら私が買いたいくらい!」というものがありました。


つまり、一度でも人手に渡ったブランド品は、新品未使用であっても、日本の有り余る中古ブランド品市場の中の一品としてしか扱われなくなるということです。


掲示板の書き込みでは、「ヤフオクで買うのはリスクあるから、安くてもしょうがないんじゃない」といった冷静な意見がありましたが、立場を替えて中古ブランド品の買い手側に回れば、これはかなり有利な状況と言えます。


ネットの書き込みなどを見てると、中古品ということに嫌悪感を感じる人はかなりの数いるようですので、それを感じない私などにとっては、日本の中古ブランド品市場はかなり魅力的です。


結局、日本ならなんでも高くて、中国はなんでも安いとは言えないなあと今回の出張中には思った次第です。

ワープアの中国滞在記 その8

ネットでいろいろなものを買うようになって久しいですが、今年に入るまで、ネットでは買えないと思っていたものがあります。


それは衣類。


ちゃんとサイズや着た感じが自分に合うかどうかを確認しないと買えないと思っていました。


しかし、メルカリで中古の衣類を買うようになってから、この常識は完全に自分の中では過去のものになりました。メルカリはパソコンでも操作できますが、どちらかというとスマホやタブレット端末専用のフリーマーケットアプリです。


昔、メルカリユーザーがヤフオクユーザーを超えたというニュースを見かけたときに、一度ダウンロードして使ってみたのですが、「あんまりいい本は出品されてないな」と放置したことがあります。


いや、それは見るところが違ってました。


メルカリで狙い目のカテゴリーは、アパレルやブランド品関係です。男女ともにかなりのボリュームの商品が出品されているため、価格崩れを起こしていて、断然に買い手有利の状態です。


高価なブランド品は、実用的とは言えない側面もあるため、定価の10分の1程度で出品されているものも全然珍しくありません。


とはいえ、高価なブランド品の原価のすべてが、メーカーの利益や広告代に消えているというのは極論で、高いものはやはり着心地が良かったり、頑丈に作られています。


例え直接手にとって見れなくても、定価の3分の1から10分の1以下で買えるのなら、10件買ったうちに2~3件外れがあったとしてもかなり割安に良いアイテムが揃います。


まだメルカリを使っていないという半周遅れ気味の方は、是非ダウンロードして使ってみましょう。


ちなみに私からの招待コードは「YGJGFX」です。この招待コードを使って登録すると、あなたと私に300ポイント(=300円)振り込まれます。誰も損しないwin=winですね。

ワープアの中国滞在記 その7

ユニクロの店舗が中国でアホみたいに増えているというのは知っていましたが、これまで実際に中国でユニクロの店舗を見たことはありませんでした。


ユニクロの中国進出は2002年の上海市が最初で、私が中国の四川省に留学していたのは、2001~2006年です。成都市への進出までは結構時間がかかったようで、このときに中国でユニクロにお目にかかることはありませんでした。


その後、2006~2010年頃のワープアではないサラリーマン時代には田舎の工場でのお仕事がメインの出張でしたので、このときも中国でユニクロにお目にかかることはありませんでした。


今回の出張では、ホテルの近くのショッピングモールにユニクロが入ってましたし、休日遊びにいった広州市でも見かけましたので、興味がてら入ってみました。

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噂では、ユニクロチャイナの商品は日本よりも若干高めの価格設定がされていると聞いていましたが、私ワープアながら、ユニクロでは全然買い物をしないため、果たしてユニクロチャイナの商品が日本よりも高いのかどうかよく分かりませんでした。

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ストレッチジーンズですね。私が今回ブラックマーケットで替えたレート(1元=15.87円)で換算すると、約4700円です。


やっぱりなんか高そうですね……。


まあ、今回の中国出張ではこんな感じで、ほとんどのものに購買意欲を感じませんでした。


「日本の方が安くて良い物が買えるやん」と。


さて、ではワープアのくせにユニクロでは服を買わない私が服を買っている場所はというと……。

ワープアの中国滞在記 その6

6年ぶりの中国の飲食店で感じた割高さはインフレ、デフレの問題というよりも、中国の人件費が猛烈な勢いで上昇しているのが、真実に近い姿だと思います。


昨年の今頃はまだ1ドル120円を超える円安で、私は冷凍食品工場で中国娘たちと働いていましたが、ある子は「こんなに円安になるとここで働くのは割にあわない。中国にいても七千、八千元くらい稼げる。帰りたいと言っている子もいる」なんて、言っていました。


7000~8000元というと、今の為替レートでも十万円強になるので、「こんな何の技能もない樽のような女の子がそんなに稼げるんかいな?」と当時は訝しげに思ったのですが、あながち誇張だけでもないと今回の出張を終えた後では感じました。


(中国も豊かになったのか、私の中国留学当時はデブがとても少なかったのに、昨年冷凍食品工場で会った中国娘は日本に来る前から丸々と太っている子が結構いました)


中国出張中、風邪を引いていたある日の夕方の食事です。後ろに写っているのは、病院で800元も取られた漢方薬の一部です。

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東莞市は出稼ぎの街ということもあってか、よその地域に比べるとテイクアウトが結構気軽に頼めます。風邪で外出が億劫だったので、会社帰りに買ったピータン粥です。かなり量はあるのですが、ただの粥に11元も払いました。それに近所のスーパーで2.5元で買った醤油たまごみたいなものを入れて食べました。やはり一食200円ぐらいかかってます。


結局、物価高は中国の人件費向上がもたらしたものだと思います。中国人の給料もピンキリでしょうが、私が今回出張で行ったような工業系の仕事だと、ちょっとした技術職ならもう日本円で10万円前後までなっているのではないかと思いました。


ミドルクラスの給料が、日本の新卒の約2分の1、中間層の約4分の1程度となると、もう「中国ってなんでも安いんでしょ!」という感覚は時代錯誤になりつつあります。


今回、中国に一ヶ月程度滞在してみて、そう感じました。

ワープアの中国滞在記 その5

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中国出張中、風邪を引いていたある日のお昼の食事です。


蘭州拉麺という看板を出しているお店は中国各地で見かけますが、おそらく新疆近辺から全国に散らばったウイグル族が出稼ぎでやっているものがほとんどです。漢民族がやっている蘭州拉麺は、四川にいたときに見たことがあったかどうか、もはや記憶にありません。


新疆のウイグル族ではイスラム教が信仰されているのか、豚肉を使わない料理を出しています。写真の麺料理は羊肉を使っていて、15元でした。味は日本にないものですが、結構おいしいので、今回の出張中は何度も食べました。(単にいろんな店を開拓する気力がなかったともいえます)


ところで、私が今回ブラックマーケットで換金したレートは、1万円で630元くらい。つまり、実質レートは1元=15.87元くらいでした。


ちなみにブラックマーケットで換金したのは、中国滞在経験長しとはいえ、今回が初めてでした。現地会社の人に「こちらの方が早いよ」と教えてもらったので、利用してみました。


ただの服屋の店舗の中で、両替が行われているだけで、服を売る気は全くなさそうです。「100万円でも換金できるよ」とか言っていましたが、銀行にあるようなお札を数える機械を置いていて、それなりに信用できそうです。今回はトータルで20万円近く換金したように思います。最後に宿泊ホテルの支払いで、人民元は使い切りましたが偽札は一枚もありませんでした。ブラックマーケットも信用第一といったところでしょうか。


むしろ、今回の出張中には、中国銀行で偽札を渡されたという話を取引先の人から聞きました。もちろん私はそんな経験をしたことはありませんが、さんざん待たされた挙句、偽札を渡されたのでは、全く割にあいません。


さて話を戻すと、この食事は240円くらいになります。量はかなりあるのですが、それにしても高い。私の頭の中ではこれくらいの料理は7~8元くらいで美しい記憶をとどめています。


10年以上昔の中国留学当時は為替レートも1万円で700元は超えていて、つまりこういう食事なら、一食100円余りくらいの感覚が残っています。


つまり、おそらく初めて今中国に来た人なら240円は安いと感じるでしょうが、十年以上前の記憶が残っている私の場合は二倍にもなったという感覚があります。


デフレの続く日本とはえらい違いです。

ワープアの中国滞在記 その4

一ヶ月の中国出張を終えて、日本に帰ってきました。


中国では半分以上の期間風邪を引いていて、かつ後半は仕事も結構忙しかったので、ブログ執筆どころではありませんでした。


結局、日本に戻って回想録みたいな形で書く事になりました。


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東莞市の中でも深センとの境目の街に行っていたのですが、そのせいか、発展の度合いが結構すごかったです。

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変わりゆく中国の町並みを写真に収めようとしたのですが、普段から写真などほとんど撮っていないため、後から見るとろくなショットがありません。


よく見る新興国の路上の風景写真なども、誰でも撮れそうなように見えても、結構な技術が必要だと今回思い知りました。


結局いつもどおりのテキストブログになりそうです。
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