カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

2017年01月

ワープアの入院と手術 その5

インデックスファンドの買い付けを月額3000円で再開しました。


昔は生命保険がわりにFXで高金利通貨の買い付けやアンティークなどの現物資産の購入などをやっていた時期もありましたが、二年前のランド円のスプレッド超拡大事件で資産が壊滅的な打撃を受けたことなんかもあって、少額の積立なんてどこに吹く風やら、忘れ去ってしまっていました。


結局、即換金できて何も考えなくてもいいインデックスファンドでいいよねという結論に達しました。今後は安いときにたくさん積み立てるとかいったこともせず、完全に放置でいこうと思っています。もう何も考えないし、しない。


昔買っていたインデックスファンドは、信託報酬がわずか0.27%のニッセイ日経225でしたが、今はさらに信託報酬の低いものが出てきたようです。今回新たに積立することにしたのは、三井住友TAM-日経225インデックスeというのものです。信託報酬は0.2052%で、SBI証券の投信マイレージサービスからも外されるくらいの嫌われっぷりです。こんな投信買われても証券会社は少しもおいしくないといったところでしょうか。


出来たての規模の小さい投信を積立する際に心配なのは、市場の暴落などで解約が相次いだりした際に、繰上げ償還されないかということですが、インデックスファンドを買うような経済観念のある人達がそういう行動に出ることもないだろうということで、今回はニッセイ日経225よりも三井住友TAM-日経225インデックスeを選びました。投信規模の問題は時間が解決してくれるのではないかと思います。


積立始めてからまだ一年も立ってませんが、ドルコスト平均法の効果が早くも出ていて、含み益が既に10%くらいになっています。今回程度の痔の手術費用ならもう既にまかなえます(笑)


月額わずか3000円といえども、20年積み立てると、72万円になるので、生命保険の代わりにはならないかもしれませんが、医療保険の代用品としてはまずまずのアイデアだと思います。


インフレだけでなく、今のような円安でもお金の価値は即座に毀損するので、例えアホでも何も考えず貯金するのではなく、インデックスファンドくらいは買っておくべきだと思います。

ワープアの入院と手術 その4

生命保険は、こくみん共済の掛け捨ての安いやつに長い間入っていたのですが、ワープアに転落した後で解約してしまっていたのでした。もう五年くらい前のことです。当時いろいろと本を読んで、生命保険の本質が保険会社にお布施をする宝くじのようなものであるという結論に達したからです。


ちなみに入っていたのは、若き中国留学中はこくみん共済の医療タイプで日本に戻ってきて働き始めてからは、総合タイプでした。総合タイプの場合、日帰り入院では保障の対象にはならないので、結局継続して加入していたとしても今回の場合は何の足しにもなりませんでした。


私の場合、学生の頃、いやおそらく子供の頃から親が何らかの生命保険をかけていたと思います。とうとう中年に至ってようやく初めて生命保険の支給対象になりそうな案件にぶつかったわけですが、奇しくも生命保険宝くじ論という自分の推論を裏付けるような結果に今のところなっています。


ただ、やはり今回のような不慮の治療とかは起こりうるので、生命保険に変わる何らかの準備は必要だなとも思ったのでした。


そこで生命保険に変わって昨年の手術後から導入したのが……。

ワープアの入院と手術 その3

手術前にお医者さんに「男の人でも痛くて悲鳴上げる人もいるけどね」とボソッと言われ、「えっ」と思いました。


まあ痛かったですけれど、悲鳴は上げずに我慢できました。


手術中はかなり太めの若い看護婦さんに腕を掴まれたままで、「おー、我慢強いですね」なんて、褒めてもらえましたが、悲鳴を上げたからったって止めてくれるわけではないんだろうとか思ってました。


術後の経過は、私の場合、手術の傷跡がなかなか塞がらなかったようで、排便時の出血がかなり長い間続きましたけれど、半年以上経った今ではきれいさっぱり完治したように感じます。


手術は子供のときに柱に頭をぶつけて、数針縫ったとき以来です。


さて、日帰り入院で15分の手術であろうとも、手術は手術です。手術費用は2万3千円くらいでしたが、支払いのときに受付で、「生命保険に入ってらしたら、支払いの対象になるかもしれませんので、保険会社に聞いてみてくださいね」と言われました。


「えっ、生命保険?」

ワープアの入院と手術 その2

前回の記事で真面目に心配して下さった方もいたようで、深刻な書き方をするべきではなかったと反省しております。


さて、話はしょうもないオチなのですが、入院と言っても日帰り入院で、15分程度の手術を行っただけのことです。


では病名は?


多く人がなっているけれど、ちょっと話題にするのは恥ずかしいところであろう痔です。


痔で病院にかかり始めたのは、もう10年以上前の中国留学当時からで、数年ごとにたまに悪くなり、ときどき病院に行くという状態が続いていました。


痔の進行度としてはステージⅡの状態が続いていて、塗り薬などで様子を見ようという診断結果が続いていました。


今回、ステージⅣになっているから、「もうそろそろ手術できれいに治しませんか?」と医者から言われて、手術しました。


「10分ぐらいで終わるよ、ハハハっ」


とお医者さんが軽々しくいうので、なんとも思わず手術を了承したのですが、痔の手術って結構痛いらしいというのをあとからネットの記事で知りました。


確かに痛かったです。

ワープアの入院と手術 その1

仕事は失業保険レベルの収入しかないワープア。さらにはワープア脱出をかけたFXではボロ負け。


人生八方塞がりといった感じですが、悪いときには悪いことが重なるものです。


中国の長編古典小説『紅楼夢』の冒頭でも一人娘を人さらいにさらわれた上に、夫婦ともに病気になってしまった後で、さらには火事で家産を失ってしまうという話がでてきます。


つまりいつの時代も悪いときには悪いことが容赦なく襲ってくるということです。


私もまたよりによってワープアでどんづまりのいま、入院して手術を受けました。


このブログもいつまで書き続けられることか……。

再度、新興国株式へ乗り出す その13

最近の円安のおかげで私のトータルのベトナム株投資はとりあえずはプラ転しているところです。投資企業は25社に及んでいますが、あまりそれぞれの会社の実態は分かっていません(笑)私的ベトナム株インデックスファンドといったところです。


ちなみにSBI証券でベトナム株を買っていた頃は、取引手数料の高額さから、ホアン・アイン・ザーライを一点買いしていたのですが、私が売却した後に暴落したので、もしベトナムのサイゴン証券に移っていなかったなら、資産半減どころではない打撃を受けていました。


やはり、言葉の分からない国の企業への集中投資は恐ろしい。


さて、ベトナム現地の証券口座の開き方ですが、10年ほど前のベトナム株バブルのときには多くの人が現地の証券会社まで、直接口座を開きにいったそうです。


私は、費用は55000円かかりましたが、日本国内の口座開設代行業者にお願いしました。


というのも、ベトナム現地の証券口座開設には、ベトナム大使館か領事館でパスポートの認証を受ける必要があるのですが、となると私の住んでいるところからだと、大阪か福岡まで行かないといけません。


その時間と費用を考えると、代行業者に頼んだ方がいいかなと判断したからです。ただ、後から分かったことですが、ベトナム大使館にパスポートを送りつけて認証してもらい、さらに返送してもらうというやり方もあったようで、そちらの方が安くあがるし、いろいろ勉強になっていいかなとも思いました。


というのも、ベトナムのサイゴン証券には日本語の分かる社員がいるので、直接のやり取りは英語どころでなく日本語でメールを送るくらいでも十分できると思います。


ただ、ベトナム株を売却した後の日本への送金や税申告などはかなり煩雑そうなので、ベトナム株に投資した資金は養子に出した子供といった感じになりそうです。


もう自分の手を離れたのだから期待してはいけないが、もしかしたらワープアに転落した自分を救う命綱になるかもしれないといった位置づけです。


まあ少ない資金ながら、いろいろと人体実験していますので、経過は今後も書いていこうと思います。

再度、新興国株式へ乗り出す その12

将来性は間違いないが、未知の市場で株価の高低の判断がつかないといった場合は、ドルコスト平均法による投資がいいと思います。


つまり退職金を一度にドカンと投資してしまうといった方法ではなく、月々の収入の中からゆとりができたら少しづつ投資していくといった方法です。


ネットの記事で今でも読めますが、ITバブルがはじけた後のソフトバンクの株主総会は地獄絵図だったそうです。ソフトバンクの時価総額は20兆円から2800億円と約100分の1へ下落、はらわたが煮えくり返り、目を三角にした数千人の株主が総会に集結しました。


その中に、ご主人の退職金1000万円をすべてソフトバンク株に投じたおばあさんの話が出てきます。


「私は、主人の残してくれた遺産、何十年も勤め上げていただいた退職金の遺産のすべてをソフトバンク株に投入しました。1000万円分です。それは孫さん、あなたの夢を信じたからです。あなたの夢と志を信じたからです。株価が99%下がって全財産の1000万が10万円になっちゃったんです(以下略)」


もしこのおばあさんがソフトバンクの株式を20年に渡って1000万円分、ドルコスト平均法に基づいて毎月4万円程度買い続けていたら、結果はまるで違ったものになったことでしょう。


ドルコスト平均法による投資は昔なら絵に描いた餅でしょうが、今なら国内株にはミニ株制度もあり、ベトナム株などは多くの単元株が数千円といったレベルです。


経済成長前の割安を狙う一昔前の中国株投資の本質は既にベトナム株などに移ったと私は思います。邱永漢先生が生きていれば、きっとそう言うでしょう。

再度、新興国株式へ乗り出す その11

2013年からほんの少しベトナム株を買って観察していますが、足掛け4年目になっても個別株の動向は別として、全体的にはほとんどノーチャンスの状態が続いています。


未だに優良企業株には外国人の所有比率に制限がありますし、通貨としてのベトナムドンも弱いままです。


先見の明があって、もっと早くベトナム株に投資していた人たちは、株安と何度かの通貨切り下げのダブルパンチで相当な含み損になっている人が多いのではないかと想像します。もしくは諦めてベトナム株から撤退してしまったか。


チャートを見ると、2000年代後半にベトナム株バブルのようなものが発生しています。ネクストチャイナと見た多くの日本人がベトナムの証券会社を訪れて、口座開設をしたそうです。


もう10年以上前のことですので、辛抱強く投資し続けられている人は少ないかもしれません。


しかし、バブルの後に本当の経済成長がやってくることも多いです。日本ではITバブルから15年以上経った現在では、新規上場企業はITベンチャー企業だらけになっています。私の現在の所有株もITベンチャーばかりです。


株価が100分の1になったと言われるソフトバンクもバブルの天井から4分の1程度にまで値を戻しています。300年企業を狙っている同社がバブルの天井値を超えるのは時間の問題でしょう。


しかし、ベトナム株のように将来的には間違いないが、いつ暴騰し始めるか分からない市場への投資はどうやってやるべきか?
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