
著者:ドナルド R キーオ
販売元:日本経済新聞出版社
(2009-04-21)
販売元:Amazon.co.jp
コカコーラの元社長ドナルド・R・キーオの著作です。
あのウォーレン・バフェットが序文を書いていて、その中で「もし立候補すれば大統領にもなれたであろう人物だ」とまで語ったのがドナルド・R・キーオです。
タイトルこそ「ビジネスで失敗する人の10の法則」となっていますが、これを「投資で失敗する人の10の法則」と変えてもあまり違和感のないくらい良い書籍です。
突き詰めてみると、投資もビジネスの一種であるといえるからかもしれません。
本書の内容からすると、投資で失敗する人がもっとも犯しがちな失敗はリスクを取るのをやめることです。
「この投資で十分だ、確実なリターンがあるのだから。それでも銀行に貯金している人に比べれば十分すぎる成果だ」
警戒しすぎる人は、ほとんど何も達成できません。
また、生活が豊かで快適になり、年齢が高くなるほど、この誘惑に負けやすくなります。
「これまで苦労の連続だった。心配して夜も眠れないことが多かった。そろそろ、心配するのは誰かに任せよう。いまのままのリターンで満足だ」
投資に不可欠なのは、現状に安住できない感覚です。ものごとはもっとよくなっているべきだという感覚、いま行動しなければ将来が危ういという感覚、さらにはせっかくの機会を逃してしまうという感覚です。
さて上記の文章は書籍から部分的にトレースしてます。
続きは書籍の中でゆっくりお読み下さい。