ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 [単行本]著者:ジム・コリンズ
出版:日経BP社
(1995-09-29)
著者のジム・コリンズによるとビジョナリーカンパニーとは、ビジョンを持っている企業、先見的な企業であり、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続ける企業のことです。
ビジョナリーカンパニーでは何代にも渡って優秀な経営者が輩出されて、繁栄が半ば自動的に継続していきます。
具体例として挙げられている企業は、アメリカン・エクスプレス、GE、フィリップモリス、ウォルマート、ディズニーなどなどです。日本からはソニーも挙げられています。
株式リターンもすばらしいの一言です。
市場平均並みのリターンが得られれば充分だという株式投資の世界で、ビジョナリーカンパニーの株式を組み合わせて作ったファンドのリターンは1926年から1990年の間に市場平均を約15倍ほど上回っています。
一方、ビジョナリーカンパニーほどではないが、世間的に優良企業といわれる株式を組み合わせて作ったファンドのリターンは同時期市場平均に比べて2倍程度のリターンしかありません。
ちょっと感覚がおかしくなりそうですね。
市場平均のリターンでも充分なはずなのに、さらにその2倍とか、あるいは15倍なんて。
でも企業は当然ピンからキリまであるので、リターンの差がこれくらい出ても不思議ではありません。
素人が組んだ株式ポートフォリオでも、もしその中に一社ビジョナリーカンパニーが含まれていれば、リターンは大きく跳ね上がります。
インデックスファンドにすべておまかせではなく、自分でビジョナリーカンパニーを探してみるという試みは素人でもやってみるだけの価値はあると思います。
