本当は30年前の会社四季報とかを見ることができればそれがベストです。


しかし国立国会図書館とかなら、古い四季報もすべてそろっているんでしょうけど、東京までわざわざいけません。


あと、過去75年分の会社四季報をデータ化したDVDもあるようですが、40万円くらいする上に、個人への販売はしてないようです。


結局、一番安くて手軽なのは、アマゾンで廃棄処分一歩手前になっている1円本を買ってみることです。


1980年代後半のバブル前夜頃と2000年頃のITバブル期の株式投資関連の書籍を適当に買ってみました。


結論から言うと、そんなにおかしなことを書いている本は少なかったです。日経平均が30000円を越えていたのはせいぜい1年程度、実際には浮かれる間もなかったところもあると思います。


「PERやPBRで割安株を買おう」とか、「出来高を伴って上昇し始めた株は上がる」とか、今の書店に並んでいる本にもそれくらいのことしか書いてないものも多いので、時代が移ってもも、著者も読者もさほど変わっていないと言えます。


もっともリーマンショックのような大暴落をそもそも想定するような記述がなかったり、あるいは「NTT株は200万円を割れたら買いだ」みたいな、未来から見るとちょっと苦笑せざるをえない分析も載ってありました。


驚いたのは、バブル前から北浜流一郎先生が活動されていたことです。


予想屋で生き残るこつは、上がってるときは「上がっているから買いだ」と言い、下がっているときは、「下がったから買いだ」と言うことかもれません。


もちろん弱小個人投資家は真似できません。