インフレと経済成長によって潮が満ちるように地価が上昇していくように、私の中国書の値段も上昇していました。
もちろんすべての中国書の値段が上昇していたわけではなく、供給過剰で安値になっている書籍も多数あります。
ただ全般的な印象としてまさしく地価がじわりじわりと上昇するかのごとく……、といった感じでした。
普通書籍というものは新品で買ったときが一番高く、時間の経過とともに値は下がり、最後にはアマゾンで1円に張り付いたり、ブックオフで105円になったりするものが多いです。
ちなみ中国にいたころには今と違って少しも本代を節約しようというような気もなく、安い古本は避けてきれいで頑丈な新刊書ばかり買っていました。
中国人は逆で、再版によって書籍が様々な面で改善されるどころか、出版社の手抜きで初版本に及ばなくなることがあることを知っていて、初版の初刷りが非常に好きです。
古書販売サイトでは古本のコンディションを表す際に一版一印と書いて強調しています。
ところで中国書の価格を調べたのは、日本の中国書を扱っているような書店のサイトではありません。そういうところは書籍を中国国内の小売価格の3倍くらいで売っていますので、そういう価格で買っても気にならない人が買うところです。
今回、自分の手持ちの中国書の価格を調べたのは、孔夫子旧書網というおそらく中国最大の古書販売サイトです。
もちろんすべての中国書の値段が上昇していたわけではなく、供給過剰で安値になっている書籍も多数あります。
ただ全般的な印象としてまさしく地価がじわりじわりと上昇するかのごとく……、といった感じでした。
普通書籍というものは新品で買ったときが一番高く、時間の経過とともに値は下がり、最後にはアマゾンで1円に張り付いたり、ブックオフで105円になったりするものが多いです。
ちなみ中国にいたころには今と違って少しも本代を節約しようというような気もなく、安い古本は避けてきれいで頑丈な新刊書ばかり買っていました。
中国人は逆で、再版によって書籍が様々な面で改善されるどころか、出版社の手抜きで初版本に及ばなくなることがあることを知っていて、初版の初刷りが非常に好きです。
古書販売サイトでは古本のコンディションを表す際に一版一印と書いて強調しています。
ところで中国書の価格を調べたのは、日本の中国書を扱っているような書店のサイトではありません。そういうところは書籍を中国国内の小売価格の3倍くらいで売っていますので、そういう価格で買っても気にならない人が買うところです。
今回、自分の手持ちの中国書の価格を調べたのは、孔夫子旧書網というおそらく中国最大の古書販売サイトです。