どの国の映画のレベルが高いかという視点で映画を見たようなことはないのですが、あらためて思い出してみると近年の中国映画の水準はかなり高いのではないかと思います。


今は文化革命以後の第五世代といわれる張芸謀(チャン・イーモウ)や陳凱歌(チェン・カイコー)がまだバリバリの現役で活躍しています。


芸術や娯楽作品のレベルが高いかどうかは、後から振り返ってみてはじめて分かるもので、その時代の中に生きている人たちにとっては、その存在が当たり前すぎて全く気づきません。


中国明清の長編小説しかり、江戸時代の浮世絵しかり。


現代だと日本の漫画やアニメは間違いなく後世に残るものが数多くあると思います。


ヴィジュアル系ロックバンドの楽曲にも名作が数多く生まれています。


良識ある人は眉をひそめるものかもしれませんが、それは元代の戯曲や明清の小説を中国の知識人が「あんなくだらないもの」と斜に構えて見ていたのと同じことです。


歴史は何度でも繰り返します。


さて、それと投資がどう接点を持つかという話です。