国立国会図書館というものをご存知でしょうか?


日本で出版されたすべての出版物を収集及び保管する図書館で、ここにいけばありとあらゆる出版物を閲覧することができるようです。


もっとも各種利用の手続きは煩雑なため、最後の拠り所とでもするべき図書館のようです。私も直接行ったことはありません。大抵のものは大学図書館や公共の図書館にあるからです。


さて国立国会図書館のHPで納本審議会の議事録を見つけました。


委員:

書店流通ではない書籍の、展示会のカタログとか、歌舞伎の筋書きとか、演劇のプログラムとか、映画のパンフレットとか、美術のカタログは、上野の美術館、図書館にはそこそこあるのですが、漏れが多い。見ようと思うと、演劇のプログラムなんて、本当に手に入らない。そういうものは、国会図書館としては、どういう扱いになっているのでしょうか。納本対象外でしょうか。


事務局:

納本対象外ではありませんが、流通に乗っていないという事情で、なかなか収集しにくい資料ではあります。


委員:      

大変高価なのですよね。時期が過ぎると、パンフレットで20万円もする。


会長:

「なんでも鑑定団」を見ますと、そういうのが鑑定されているようです。何か収集の努力、たとえば啓蒙とか、そういうことはされているのでしょうか。


事務局:

パンフレットを送って周知活動をしたり、利用者の方から入っていないという情報があれば、確実に出版されているということを確認して、督促という形で納入を促していく、というようなことはしていますが、かなり個別の対応になってしまうので、全体的に納入していただいてはいないかと思います。