ほんの6、7年前の状況を見ると、ドコモとの間にはありえないくらいの差があって、ボーダフォンジャパンを買収したときに「10年以内にドコモを抜くといったときには鼻で笑われた」と。


このありえないギャップを埋めたのは、強い思いにほかならない。


会社のバランスシートには載らないし、格付け機関からも資産として評価されないけれども、会社の一番大きな財産は「思い」である。


というようなことを言っていました。


「思い」を感じるのに、プロも素人もありません。どうもここにヒントがありそうです。


さて、決算説明会の動画が配信できるようになったのはここ10年くらいの話でしょうか?ゆえに残念ながら、決算説明会で松下幸之助や本田宗一郎がどういう話をしていたのか知ることはできません。


しかし、ソフトバンクの決算説明会の動画なら今まさに見ることができる。


空気のように当たり前に存在しているものの価値に私たちは気づくことなく時間を過ごしていきます。


孫正義さんが正当な評価を受けるのは、その死後になるのかもしれません。


ただの評論家ならそれでも遅くはないのでしょうが、市井の素人でも投資家であろうとするのなら、それではあまりにも遅すぎると思うのです。