今年も確定申告に行ってきましたが、今回は初めて株式の損失の繰越を行いました。


ある程度の期間株式を所有してみて、良い企業だと思ったものは持ち続け、逆にあまり関心しないニュースが出てきたり、何も革新的なことを行わない保守的な企業だと感じたら、売却するようにしています。


となると、普通の人が陥りがちな「含み益のある株式を売却して、含み損のある塩漬け株ばかり残る」というパターンには必ずしもなりません。


確定損失の方が大きくなることも多いです。


ただ、実際のところは利益の出る銘柄と損失の出る銘柄を組み合わせてなるべく支払う税金が少なくなるようにやりくりしてきたのですが、昨年は若干マイナスになりました。


今年の配当分くらいで相殺されるだろうと思っていたのですが、実際に昨年の損失を繰り越してみると、わずか-7000円程度で、拍子抜けしました。


複数の口座で株式を所有していると、結構配当を受け取っていたことを忘れてしまうようです。


それはさておき、株式投資を始めて8年目、FX取引を始めて7年目になりますが、確定申告による損失の繰越はもっと早くやっておくべきだったと感じます。


損をしたときには二度と投資なんてしない、相場には手を出さないと思うのですが、長期的な視点でみると、多くの人がリターンを得る可能性が高いです。


とりわけ株式投資の場合には。


自分の場合でも損失の繰越をしていたら、かなり払わなくてもよかった税金があります。


ビギナーかつ意気消沈しているので、そこまで気が回らなかったわけです。


また損失の繰越だけに確定申告するのは、面倒くさいし恥ずかしいみたいな先入観もありました。


確定申告なんて、書類を持って税務署に持っていけば、多少待ち時間はありますが、処理自体はあちらで全部やってくれて、簡単極まりないものです。


「株式やFXで損した」なんて人は珍しくもなんともないでしょうから、税務署員も何も思っていません。魚をさばくように処理してくれるでしょう。


確定申告による損失の繰越はぜひともやっておくべきです。


これで投資戦略の幅がかなり広まります。