株式投資を始めた当初は、丁半コロコロのような博打投資だったのが、手痛い失敗を重ねて、2011年頃には能力相当の分散投資に変わりました。


当時は高配当銘柄や日経225銘柄、それに各種インデックスファンドというポートフォリオ構成でした。


今から思えば随分とおとなしいポートフォリオですが、時間が経つにつれて株価も上昇し、「株式投資はやはり博打ではない」という自信を深めるようになりました。


その後、より高いリターンを求めて、2013年頃には中国株や国内新興企業株に投資対象を移していきました。


今では、外国株は中国株だけでなくロシア株も所有するようになり、また新興企業株はIPO直後のようなミニマム企業の株式も新たにポートフォリオに加わっています。


国内の新興企業株式と海外の発展途上国株式に投資するという自分のスタンスが固まりつつあります。


さて、過去記事を検索してみると、クックパッドを約2年くらい前に購入していて、当時のPERは60倍を超えていたようです。


今クックパッドの株価は自分の買値から2倍以上になりましたが、PERは120倍にはなったわけではなく、逆に若干低下して55倍程度です。


結局、クックパッドのビジネススケールが拡大したので、こういう結果になったわけですが、当時はかなり疑心暗鬼でした。


「こんな高PER銘柄買って本当に大丈夫かなあ」


と。


PERは現在時点の利益から株価の割安割高を判断するので、低PERというのは、それだけで安心感があります。


ただ、みんなと一緒に安心していては、資金力に乏しいワープア投資家はいつまでたっても貧しいままだろうということで、今後も逆張り的発想で高PER銘柄を追いかけていくことになりそうです。


もちろん高PER銘柄で失敗というケースも多々経験しているのですが、「高PERだから割高だ」という先入観がきれいさっぱりなくなったのは今後の投資に役立つと思います。