明治時代とか昭和前期の戦前なんかは今と全然違う時代だろうと以前はなんとなく思っていました。


しかし、最近どうも戦前だけでなく江戸時代ですらも今とそれほど変わった世界ではなく、かなり連続した物語なのではないかと思い始めています。


もちろん変わったところもあるけれど、それと同じくらい変わらなかったところも多い。

「戦前」という時代
山本 夏彦
文藝春秋
1987-10









世間に流布されている戦前の話は嘘っぱちだらけだという話が聞ける本です。


あの戦争中だって、末期にいたるまでは今と変わらずみんなそれなりに楽しく暮らしていたのに、いつの間にか戦前が暗黒時代だったかのように世間に流布されるようになってしまったとボヤいています。


つまり今も昔もそんなに人間の生活や社会が変わっていないということになると、ここ100年200年の歴史を振り返ってみると、投資のヒントがあちこちに散らばっていそうです。


過去に起こったことは現代にも起こるし、また未来にも起こる。


そういう視点で過去の歴史の勉強を始めました。