株式投資を始めた当初は、ありきたりな投資書籍を読んでいたのですが、そういうものは何冊か読んでしまうとどれもこれも似たようなことしか書いていないということに気づきます。


そこで、もっと大きな時代の流れを掴んで、それに乗るような投資をしたいと思い、最近はPERとかPBRとかいった内容の本ではなく、過去の歴史をいろいろと調べ始めました。


するとここ100年くらいの日本に起こったことすら、あまりよく知らないということに気づきました。


バブルと言えば、今の私たちには昭和平成の頃のことを指すのが一般的ですが、大正時代にも大正バブルというものがあったこと。


戦後の預金封鎖や財産税の導入によって、資産家や金持ちの財産がほとんど没収されたこと。


戦後の高度経済成長期の前後では人々の生活様式が一変したこと。


等等。


別にその時代に生きていなくても、書籍を読めば詳しい様子が非常によく分かります。また小説などは単なる虚構の作り話であることは実はかなり少なく、著者の実体験を赤裸々に書いていることも非常に多いため、そういうものを読んでも過去の歴史を知ることができます。


例えば、近年漫画『三丁目の夕日』が映画化されてヒットしましたが、高度経済成長期を迎える前の日本は今とは一つの別世界であったため、何気ない日常を描くだけで、物語として成立したのでしょう。


つまり過去の歴史を知るヒントはかなり身近なところにあります。


そして大きな歴史の流れを知れば、何に投資するべきかが明確になります。


ではここ100年で値上がりしたもの、値下がりしたものにはどういうものがあったのでしょうか?