特殊な熟練を必要とするわけではありませんが、誰でもできるわけではない仕事を任されている中国娘たち。


しかし、彼女たちの給料は激安です。「給与明細落ちてたから見ちゃったよ」という人から聞いたのですが、県内最低賃金程度だったそうです。


とはいえ、実際の総支給額ではそれほど安くなるわけではなく、フルタイムのパートのおばちゃんなんかよりもずっと給料取る中国娘たちはザラにいると思います。さて、どういうカラクリか?


私はそこの工場では午後から夜半にかけて9~10時間くらい働いていたのですが、働きはじめの頃、お昼に見かけた中国娘が夜7時くらいになってもまだ現場に入っていこうとしているのを見かけました。


「おや、随分遅くまで働くんだな」


多分彼女たちは朝からいただろうから私はそう思ったのですが、後で聞いてみると、朝7時くらいから夜の10時くらいまで働いているそうです。


「ええっっ!!!(唖然)」


研修生の年次によって労働時間は変わるため、もっと短い時間しか働かない時期もあるようですが、逆に研修生の入れ替わりで欠員がでる時期にはさらに労働時間が伸びることもあるそうです。


明らかに労働基準法の制限を超えた労働時間ですが、会社も中国娘もお互いにwin-winの関係ですので、横から口を挟む性質の問題ではないのかもしれません。


でも、立ったまま寝てる奴とか結構います(恐)


しかし、そこはグローバル化を絵に描いたような会社で、私がいたわずか一年半の間にも変化が起こり、当時の円安人民元高の影響か、ベトナム人研修生が新規に参入してきて、中国娘たちの労働時間はどんどん奪われていくことになるのでした。