カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

徒然なるままに

アフィリエイトのないブログは気持ち悪い その3

このブログも出来て1年くらいで、昨日生まれたばかりといってもいいくらいのものですが、にほんブログ村なんかを見ると、さらに若いブログが結構たくさん出てきていて驚きます。


おそらく多くのブログはそのうち更新されなくなり、インターネットに漂う電子クズになっていくのでしょう。


では、多くのブログが生まれては消えていく理由はなんなのでしょうか?


私もそうでしたが、一つはアフィリエイトで副収入になるのではないかと考えてやってみたが、とてもまともな収入になるものではないことが分かり、ブログ運営を挫折してしまうということ。


もう一つは生活環境の変化によって、ブログを書いているどころではなくなってしまうということ。


互いに異なる理由のように見えますが、根源にある問題は一つです。


ブログがビジネスとして収益化できなかったということです。


生活環境の変化によって、ブログを書けなくなったという人については、そもそもブログの収益化を目指してなかったのではないかという見方は出来ますが、お金のなる木に水をやらない人は多分いません。


私もワープアうんぬんといいながら、ブログを書けているのはなんだかんだいっていろんな意味でまだ余裕があるからだと思います。


本当に切羽詰った状況になったら、ブログなんて完全に放置プレイになると思います。もっとも更新に値するだけの収益が出ているのなら、放置するはずもありません。人間は現金なものです(笑)


「広告のないブログは気持ち悪い」という記事を書いた方はビジネスセンスに長けた方で、収益化されていないブログの成立基盤の脆弱さを「気持ち悪い」という言葉で表現したのだと思います。


ダボでウブな私はそのあたりが全く分かっていなかったのでしょう。


本当に超長期的なブログ運営を考えるなら、「気持ち悪い」状態は改善しないといけません。

アフィリエイトのないブログは気持ち悪い その2

このブログも最初はパチンコ店のようにいろいろなアフィリエイトバナーをはっていたのですが、絵に描いたような閑散ブログでクリックすらされません。


成果もなければ目障りなのでほとんどのアフィリエイトバナーを撤去していた時期があったのですが、ちょっと早計だったようにも思います。


長期投資を標榜しながら、ブログ運営は長期で行えないのでは片手落ちな感があります。


少し考えてみれば分かることです。


ブログ記事を商品に例えると、10万冊の本が並んでいる本屋に毎日寄り道する人はいても、10冊しか本が置いていない本屋に足繁く通う人はいないでしょう。


できたばかりのブログなんて、露天の屋台レベルの集客力と商品力しかありません。


多くの人が見落としがちなことは、投資と同じくブログにも複利の法則が働くということです。


昨日よりも今日のほうが記事が増えている。


先月よりも今月の方が検索エンジンに引っかかる回数が増えている。


去年よりも今年の方が読者の数が増えている。


多分、私たちはブログをあきらめるのが早すぎるのです。

アフィリエイトのないブログは気持ち悪い その1

と、あるブログに書いてあるのを読んで、「なるほど」と思いました。


いや、常識的には逆ではないかと思うところです。


アフィリエイトのあるブログは気持ち悪い。


もっともこれは不正確な言い方で、より正確に言うと、アフィリエイトバナーだらけのブログは気持ち悪いということになるでしょうか。


実は逆もしかりで、アフィリエイトバナーの全くないブログも気持ち悪いと思われる節があります。


どうして?


アフィリエイトで金儲けしてやろうと考えていないのだから、聖人のようないい人じゃないの?


とあるブログ記事で指摘されていたことは、「広告のないブログは何が目的で運営されているのか分からないから気持ち悪い」ということです。


これは一理どころではないくらい説得力があります。


フェイスブックなどとは異なり、多くは匿名で運営されるブログは直接の知り合いが見ることは少なく、多くは見ず知らずの第三者が訪れるものになります。


アフィリエイトなどの金銭的なメリットもないのに個人的な日記のようなものを延々と全世界に公開するのなら、ただの露出狂です。

お金を使わずにできる投資 その5

私の場合、今から思うと5年もあった中国留学中にブログでも書いていれば良かったと思います。


2000年代前半のあちこちで建築ラッシュが続く中国の経済成長や当時の街並みを記録に残しておけば、今からしても結構希少なコンテンツになったかもしれません。


日本人が日本人の目線で写真を撮り、日本語で解説した中国ブログ。


籐椅子に座って一日中麻雀やっているただの老人の写真でもおもしろい絵になったかもしれない……。


まあでもこの考えは絵に描いた餅です。


当時はブログではなくレポートや論文を書いたりしないといけなかったので、とてもブログなんて書く時間はありませんでした。


2000年代前半に中国株を買っていたらという妄想と同じです。当時はそんなお金はありませんでした。


しかし、今は少しのお金はあったり、チラシ裏の落書きレベルのブログを書く時間くらいはあります。


現在から過去を振り返ったのと同じように、未来から現在を見てみましょう。


株式とブログの将来はどうなっているのか?


とすると、まだ今は何を始めるのにも遅くはないと思います。

お金を使わずにできる投資 その4

指値で少しでも安く買おうとした銘柄を結局わずかの差で買うことができず、数年経ったら大暴騰していた。


昔の中国株の本を読んだらアホみたいに株価の安い企業ばかりで、どうしてもっと早く買っておかなかったのかと舌をかんだ。


これらは、


「今の株価が一番高く見える」


という錯覚に基づいて起こる現象です。基本的に株式は右肩上がりで上がっていくので、時間軸で言うと、どの時点で見ても今が一番割高に見えます。


同じことはおそらくブログにも言えます。


今インターネットを全くやらない世代というのは高齢者層には存在します。しかし、そういう人たちはまもなく皆お墓に入っていき、授業で紙のノートに書かない、ipadで高速フリック入力してノートをとるような人たちばかりになっていきます。


今後、ブログの数は右肩上がりで増えることはあっても、減ることはない。どの時点で見ても今のブログが一番多くあるように見えます。


でも、おそらく100年後からしたら、平成25年のブログの数は少なすぎて話にもならないくらいでしょう。


例えば、20年続く超強気相場アベノミクスの初動の様子を知りたいけれど、全然検索に引っかからない。


出てくるのは2113年にアベノミクスについて考察したブログばかりで、当時の熱気が分かるような昔のブログが全然見つからない。


つまり、平成25年には誰も尋ねてこない廃村寸前のボロ家屋のような個人ブログも、2113年になれば歴史建造物として観光客がひっきりなしに訪れるようになる。


今ブログは登場したばかりでありふれているから、あんまりそういうことを考える人はいません。


江戸時代の人が自分が住んでいる長屋や着ている着物を見ても何の感情を抱かないのと同じように。


でも時間軸を大きくずらせば、何でもないものにも価値がでるようになります。


多分ブログも例外ではありません。

お金を使わずにできる投資 その3

残念ながら江戸時代や明治時代にはインターネットがまだなかったので、当時のブログや掲示板を見ることはできません。


しかし、今はすでにそういうものが存在します。


紙、鉛筆、ろうそく、羅針盤、パソコン、自動車、保険、etc……、一度社会に登場した商品やサービスはその重要度は変わっても、この世の中からすっかり消えてなくなることはありません。


ということはつまり30年後、300年後、1000年後、私たちが自分では「またしょーもない記事書いて」と思っているブログを興味津々で未来の人たちが読むということはありうる話です。


今からすれば何でもない情報、知識、経験、写真、風景などが30年後、300年後、1000年後の人たちからすると、ものすごく貴重で興味深いものになっている。


普通の人は海老蔵さんみたいにチラッとブログを開設してみたら、アクセス爆発なんてことはありません。


しかし、江戸時代のブログなら、東村の田吾作さんみたいな素人が書いたブログでも読んでみたいと思いませんか?


実は今はまだ江戸時代で誰もブログを書いている人はいないと想定してみましょう。ライバルは皆無です。


「いや、ブログなんてアホみたいに溢れかえっているやろ。何を眠たいこといっとんねん」


関西弁でどつかれそうですが、株式投資でよくありがちな場面を想定して考えてみましょう。

お金を使わずにできる投資 その2

ブログサービスが始まってまだ十年くらいです。


だからちょっとありえない仮定ですが、江戸時代のブログってあったら読んでみたくないですか?


「今日、北斎の個展見に行ってきた。娘のお栄ちゃんもいた。意外ときれいやったで」


「大塩平八郎が潜伏先で自害したらしい、役人いっぱい来てた、なう」


とかとか。


あるいは明治時代の株式投資掲示板。


「やっぱり日清戦争始まるってよ!」


「半値でも寄り付かない、もうだめぽ……」


「引けで入った20万株の成り買いは安田善次郎さんらしいな」


「やるな善ちゃん」


とかとか。


超おもしろそうです。

お金を使わずにできる投資 その1

ブログを書くことです。


どうも500年前とか2000年前なんかの中国古典をよく読んでいるため、縦の時間軸でものごとをとらえる傾向が私にはあります。


つまり過去にはどういうことが起こり、未来はどうなるのかといったことばかりよく考えています。


縦の時間軸でみれば、株式は右肩上がりで上昇しているので、素人は株式を購入したら放置して、何も動かないことが一番いいと分かります。


300年と言わず30年でも大丈夫です。不運でなければ3年でもリターンがあるでしょう。


さて、お金がなくて投資なんてできないよという人でもできる投資としてブログ記事を書くことがあります。


誰がどういうブログを書くのかということはブログの価値を決める極めて重要な要素ではありますが、とりあえずその点は考慮しないとして、縦の時間軸で考えると、古いブログほど価値が高いです。


一方、できて一年、二年のブログなんて紙切れ同然の価値しかない。


なぜか?

バブルのときに何に投資するべきか? その5

投資ではなくて、消費してしまうのも一つの手だと思います。


卑近な例ですが、私の住んでいるような田舎だと車は生活必需品です。一家に一台ではなくて、成人だと一人一台がけっこう普通です。


さて、そうなると車の買い替えの需要は何年かに一度は必ずやってきます。


車の価格は好景気になろうが不景気になろうがそんなに変わるものではありません。


好景気になれば高級車がよく売れたり、不景気になればエコカー補助金とかが出たりはするでしょうが。


一方、株式はバブルから大不況に転落すれば、2分の1、3分の1はごく普通、甚だしい企業に至っては10分の1にまで下落するものも珍しくありません。


つまり大不況のときに株式市場に現金を放り込むと、2倍、3倍は普通、果ては10倍になることも珍しくないということです。


不況になったからといって、半額にすらならない車の買い替えを景気の大底で行うのはかなり損です。


もっとも買ってる人は「エコカー補助金出てラッキー!」とか思ってるかもしれませんが、同じお金でトヨタの株式を買って数年寝かせておけば、タダで新車が手に入るか、同じ金額のトヨタの株式が手に入ります。


株価が2倍になるとはそういうことです。


将来必ずある大きな消費は景気の良いときに前のめりで終わらせておき、不況時に集中投資できるような体制を整えておくというのが理想的です。


考えればいろいろ出てきそうです。例えば住宅のリフォームとか。「リーマンショックで仕事ないから、うちは半値でもやらせてもらいます」なんて工務店はありません。


こうしてみると、すべてのものがバブルと大不況の間で激しく価格変動するわけではないことが分かります。


そのあたりをうまく観察すれば、資産形成の一助にはなりそうです。

バブルのときに何に投資するべきか? その4

実物不動産に投資するのもありだと思います。


株価は最近の急落で底値から倍とまではいきませんが、それでもかなり上昇しました。


一方、不動産のほうはどうか?


香川県の月刊不動産情報誌200円くらいで買えるので、ときどき見ているのですが、別に不動産が値上がりしたという感じはまだ全くしません。


ただ成約率は消費税増税前の駆け込み需要もあってかかなり上がっているように思います。


不動産は相対取引なので、バブル天井前の好景気ぐらいまでなら物件や売主の状況によってはかなり割安なものを手に入れるチャンスはあるように感じます。


不況のときの方が不動産も良い案件が出てくるというのは真実だと思いますが、不況のときは証券市場の方がかなり特殊な状況になると私は思っています。


http://bit.ly/aGMpqX


リーマンショック頃から見ているJ-reitの情報サイトですが、リーマンショック後には利回りが20%を越えたり10%後半台のreitが本当にゴロゴロしていました。(はて、まぼろしでも見たのでしょうか?)


今見ると昨年くらいの武田薬品などの高配当銘柄程度の利回りにもちょっと見劣りするくらいです。


私の住んでいるうどん県だとワンルームマンションとかは新車一台分ぐらいから買えるものがあります。


今からJ-reit買うくらいなら、そういう少額でテストできる不動産を買って失敗するほうがまだましだろうかと思います。


J-reitの経営体制にはかなり不安を感じるところがあります。それだったら自分の手で失敗したほうが経験だけは残るし、感情的に納得できます。


J-reitが異常値をつけるときはまた来ると思いますし、一方、実物不動産は実体があるがゆえに、下がるといっても限度があります。


逆もしかりで、上がるといってもその流動性の低さゆえに証券市場のようなパニック現象が起こることは、不動産の場合あまり考えられません。


株式に比べて不動産のほうがその流動性の低さ、個別案件の多様さから、好景気時に行う投資としての耐性があると私は感じていています。

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