カモネギFX

株式投資、FXデイトレード、古書収集などをド田舎で行っている資産運用ブログです。

徒然なるままに

バブルのときに何に投資するべきか? その3

正直、バブルの天井圏での投資は一度その異様な空気を経験してみないと、良い方法は思いつかないようにも思います。


ただ、バブルの天井圏以前の好景気くらいなら、いろいろと投資する対象はありそうです。


例えば、小型成長株や新興国株式。


ともに景気循環の波をもろともせずに成長していくので、これらの銘柄での最大のリスクは「早く投資しないこと」です。


もっとも新興国株式だと円安局面で投資した為替差損がありますが、それを差し引いても、2007年の中国株バブルのときの数倍にまで既に成長している中国株なんかは珍しくありません。


常に成長しているのだから、大体過去チャートを見るといつも今が最高値です。


安く買えるのを待っていると、既に廃止された路線で一人ぽつりと永遠にやってこないバスを待つようなことになる可能性も大いにありです。


目をつむって買う。


小型成長株や新興国株式については全然間抜けな戦略ではないと思います。


ただ経営者が現状に満足してしまっている小型停滞株や地を這うように成長しない新興国企業は山ほどあるので、投資銘柄の選定が極めて重要なポイントになります。

バブルのときに何に投資するべきか? その2

株式や高金利通貨などの流動性の高い金融商品はまずダメです。流動性が高いがゆえに、バブルのときには隙間なくどれもこれも値上がりしてしまいます。


過熱相場の前ではバフェットすらパートナーシップを解散しなければならなかったほどで、これから見ると、株式投資はタイミングが非常に重要だと分かります。


例えば、リーマンショックの直後なら、サルがめくった四季報のページに乗っている企業に適当に分散投資したとしてもおそらく利益がでるでしょう。


しかし、逆にバブル相場に突入するとバフェットの頭脳を持ってしてもさじを投げるしかなくなります。


もっともバブル相場は、ポートフォリオの整理を行うのには絶好の機会になります。


「ずっと持ち続けるべきではなかった」と感じるような二流三流の企業の株式もバブルの狂騒の中でもれなく値上がりしていますので。


しかし、ただでさえバブル相場で投資資金がだぶついている上に、ポートフォリオの整理で利益を確定していては現金はさらに積み重なってしまいます。


この現金の行き先をどうすればいいのか?

バブルのときに何に投資するべきか? その1

今は下落した株価が戻ってきている調整局面で、まだ全然バブルではないと個人的には思っています。


まだまだ前のめりで投資をしていっていいと思いますが、私の場合、年初に日本株と中国株のポートフォリオが一通り完成したので、少数の銘柄入れ替えを除いてはもうあまり余計にいじくりまわすつもりはありません。


自分の分身とでもいうべき株式ポートフォリオ、彼らは彼らで勝手にがんばってくれるでしょう。信用して放置すれば、自分は新たな戦略を練ったり、新しいことを始めることができます。


さて、そこで次なる関心の向かいどころとなるのは、バブルが来たときに何に投資しようかということです。


この問題を最近ずっと考えていました。


バブルの天井は極めて短い時間しか続かないので、それ以外の期間は少々割高でも株式に投資し続けて問題ないと思います。


投資の大原則投資の大原則 [単行本]
著者:バートン マルキール
出版:日本経済新聞出版社
(2010-11-23)


タイミングを狙って安く買おうとするよりも、一刻も早く投資を始めたほうがリターンが高くなると、こちらの書籍には書かれています。


「上がるか下がるかなんて結局分かりはしないのだから、早くドカドカ金を放りこめや」というのは素人戦略としてはいいと思います。


ポジションを持つことによって、割安割高の判断基準も初めて生まれるようになるでしょう。


まあそれはよいとして、問題は短い期間とは言え、ある程度は継続するバブルの期間に何に投資するかということです。

今そこにあるバブル

ガンホーの株価は既にバブルの域に達していると思いますが、本質的な判断は難しいところです。


売り上げ、利益ともに激増し、将来的にはさらなる拡大の余地もありますので。


これについて参考になるのは、アップルの株価のケースです。一時アップルの株価が700ドルに達したとき、この株価がバブルなのかどうかの議論が某掲示板で盛んにされていました。


印象に残ったのが、


「PERから見れば、この株価は決して割高でなくまだ割安」


という言葉です。私がそのとき感じたのは、当時のPERから見れば割安でも、アップルが将来もその利益を確保できるとは限らないということでした。


iphoneは画期的な発明でしたが、それだけにアンドロイドのように必ず模倣されて、それを阻止することはできません。アップルがいつまでも利益を独占することは不可能です。


同じようにパズドラがこれだけヒットした以上、必ず他社がこれにインスパイアされたゲームを開発することは必定で、ガンホーはこれを阻止することはできません。


2007年くらいの任天堂の快進撃を見たあとで、今日の没落の姿を想像できた人はほとんどいなかったと思います。一寸先は本当に闇です。ゲーム業界なんかは特に。


さて、利益が出ているためにバブルかどうかの判断が難しいというケースとは別に、間違いなくバブルだといえるセクターが今まさにあります。


バイオベンチャーです。


少し前にデイトレで数億円稼いだトレーダーがバイオバブルに乗っていたなんて記事を見ましたが、これのことかとようやく腑に落ちました。


まじめにバイオ研究をしている方には申し訳ないですが、ろくに利益も出したこともないような赤字のカタカナ企業にアホみたいな株価がついています。


ホームページのチープなつくりもITベンチャー企業を彷彿とさせます。ITバブルの頃の株価を見たことはないのですが、おそらく今のバイオベンチャーのような状態だったのではないかと想像がつきました。


まだバイオバブルを目にしていない方は後学のために一度見てみるようお勧めします。


公開ババ抜きゲームが見られます。

バブルの頃はみんなアホだったのか? その3

バブルの頃はあちこちの会社が本業とは関係のない不動産開発事業をやっています。今だったら考えられないことですが、その時代的背景の中にいると、「おおっ、この会社は儲かりそうだな」くらいにしか思わないのかもしれません。


あと2000年ぐらいでもまだ単元株が1000株のものがかなり多く、最低購入金額が数百万円になる銘柄が目立ちます。


庶民では今のように気軽に分散投資はできないでしょう。当時庶民にもできただろうことは、低位株を分散せずに集中買い、いきおい博打的な投資スタイルに流れがちだったかもしれません。


そもそも今のように売買手数料自体が安くないので、庶民で株式投資をやる人はかなり少数派だったと思われます。


他には2000年くらいから株価が一向に上昇してない企業や逆に値下がりしてしまっている銘柄も結構目立ちます。


こうしてみると、どの企業もファーストリテイリングのように時間の経過とともに成長するわけではないことが分かります。


投資する企業の選定というのはやはり極めて重要なファクターの一つになるようです。

バブルの頃はみんなアホだったのか? その2

本当は30年前の会社四季報とかを見ることができればそれがベストです。


しかし国立国会図書館とかなら、古い四季報もすべてそろっているんでしょうけど、東京までわざわざいけません。


あと、過去75年分の会社四季報をデータ化したDVDもあるようですが、40万円くらいする上に、個人への販売はしてないようです。


結局、一番安くて手軽なのは、アマゾンで廃棄処分一歩手前になっている1円本を買ってみることです。


1980年代後半のバブル前夜頃と2000年頃のITバブル期の株式投資関連の書籍を適当に買ってみました。


結論から言うと、そんなにおかしなことを書いている本は少なかったです。日経平均が30000円を越えていたのはせいぜい1年程度、実際には浮かれる間もなかったところもあると思います。


「PERやPBRで割安株を買おう」とか、「出来高を伴って上昇し始めた株は上がる」とか、今の書店に並んでいる本にもそれくらいのことしか書いてないものも多いので、時代が移ってもも、著者も読者もさほど変わっていないと言えます。


もっともリーマンショックのような大暴落をそもそも想定するような記述がなかったり、あるいは「NTT株は200万円を割れたら買いだ」みたいな、未来から見るとちょっと苦笑せざるをえない分析も載ってありました。


驚いたのは、バブル前から北浜流一郎先生が活動されていたことです。


予想屋で生き残るこつは、上がってるときは「上がっているから買いだ」と言い、下がっているときは、「下がったから買いだ」と言うことかもれません。


もちろん弱小個人投資家は真似できません。

バブルの頃はみんなアホだったのか? その1

誰も見向きもしなくなった中国株関連のアマゾン1円出品本を大量に買った記事はどこかで書きました。


で、そういう本が部屋にあるのですが、たまに昔の株価を見るとギョッとなります。


「こんなに安いの?」


3、4倍くらいにしかなってない銘柄や今はあるのやらないのやら分からない企業もありますが、ほんの10年くらいでこんなに上がるのかと……、桁が一つずれているんじゃないかという企業もかなりあります。


筆者があんまり利口でなくても、昔の生のデータというのはそれだけで結構役に立ちます。


中国株関連の中古書籍の情報に味をしめた私はふと思いました。


「やっぱりバブルの頃ってアホな株式投資本ばかり出版されていたんだろうか?」


そこで、アマゾンで1円出品されているバブルの頃に出版された株式投資本をいろいろと買い集めてみました。

はじまりのおわり その2

「なぜ株で損した記憶ばかり刷り込まれるのか?」


ということについてですが、これはやはり株式の売買の敷居がこれまでずっと高かったからではないかと思います。


投資金額の面でも売買手数料の面でも。


高い参入障壁をわざわざ乗り越えていくということは、勢い一攫千金を狙った投機的な売買になったり、あるいはバブルの狂騒に駆られて天井圏での売買に乗り込んでしまうケースが多かったのではないでしょうか?


一方、結婚したときに買った、子供が生まれたときに買った株式を何十年も持ち続けるとかいう話は事例としては数多くあったと思いますが、全体としてはかなり少数派になってしまう。


株式自体は参入者の思惑に関係なく上下動を繰り返しながら上昇していくとしても、多数派がどういう経験をしたかによって、世間に広まる話は決まってしまいます。


さて、ここ十数年のインターネットの普及で株式取引の手数料は激減し、また個人投資家が購入しやすいようにと株式の単元価格も低下しました。


歴史上、今がもっとも株式投資にかかるコストが低くなっています。


個人でも簡単に私設年金ファンドのようなものをつくることができます。


またブログサービスが始まって十年くらいたちましたが、個人でも簡単に多くの人に知られる形で記録を残すことができるようになりました。


昔の新聞記事を探すより、ブログを検索したほうが、昔のことがよく分かるというときが来る、というよりもう来ているのかもしれません。


少数派の経験でもネット検索なら時間と空間を越えて一瞬で共有することができます。


こちらのブログでは30年間株式を買ったまま放置していたらどうなったのかを追っていきたいと思います。

はじまりのおわり その1

含み益で目がクルクルしそうな今日この頃です。


含み益は利益ではないというのは至言だと思いますが、少数の銘柄入れ替えを除いては、資金需要が発生しない限りは株式を売却しない投資方針です。


「安く買って高く売る」


というのがベストなのは分かりますが、素人なので可能な限りシンプルな投資にしたいという思いがあります。


株式の超長期チャートの上昇気流に乗る。


戦略はこれだけです。


そのためにはただひたすら何もしないことがすべてです。


うまく離陸できた感はありますので、ブログもそろそろ更新を減らして放置していこうかと思っています。


もうあまりいじくりまわすところはありません。

何を書こうかな?

世代交代ということで、新しく買ったパソコンのwin8の設定をしたりしている今日この頃です。


変わりすぎていてちょっと操作方法がよく分かりません。


さてタイトルの件ですが、いろいろと記事になりそうなものはあるのですが、あまりぱっとしたものがありません。


常に何か良い投資、節約のアイデアはないかと考えているのですが、少々ネタ切れ気味です。


訪問者数も微々たるブログですが、何か読みたい記事カテゴリがありましたら、右のカテゴリをクリックして過去記事表示させてみて下さい。


アクセス解析で見て、ほうほうと思って、そのカテゴリの記事を更新するかもしれません。


ネタ切れ気味なので、まあこういう試みもよいかと。

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